色絵向付 竜田川図(清水焼・乾山写) | 宮本 博
色絵向付 竜田川図(清水焼・乾山写) | 宮本 博
SKU: SKU:002-pl-0003-02
低在庫:残り1個
受取状況を読み込めませんでした
京都・清水焼の陶芸家、宮本博さんによる「竜田川図」の色絵向付。
尾形乾山の意匠を写したもので、流れる水文と重なり合う紅葉が、秋の情景を華やかに映し出しています。
型造りによる端正なフォルムに、貼り付け高台を組み合わせた構成。
素地に白泥を刷毛塗りし、銹絵で流水文を描いたのち、半透明の釉をかけて本焼き。
その上から、金彩で縁取った紅葉に赤・黄・緑の上絵を施すという、
緻密かつ手間のかかる工程で仕上げられています。
紅葉の名所として古来より歌に詠まれた竜田川の情景を、清水焼らしい鮮やかな色絵と柔らかな白釉で表現。
刺身や前菜など、季節の料理を盛りつけることで、食卓に移ろう季節の美を添える一枚です。
[ 尾形 乾山(おがた けんざん) ]
江戸時代中期を代表する陶工・日本画家。
琳派の名匠・尾形光琳の弟として知られ、兄と共に数多くの合作を残しました。
作風は、自由闊達な絵付けと洗練の中にある素朴な味わいが特徴。
水墨画のような「わび・さび」を感じさせる銹絵(さびえ)から、琳派の意匠を取り入れた華やかな色絵まで幅広く手掛けました。その芸術性は後世の多くの陶芸家に影響を与え続けています。
[ 清水焼(きよみずやき) ]
京都で焼かれる陶磁器の総称。絵付けや造形に優れ、華やかな色彩と軽やかな質感が特徴。
[ 向付(むこうづけ) ]
茶懐石料理で、飯碗・汁椀の向こう側に置かれる器のこと。
主にお造りなどを盛り付けるために使われ、食後は取り皿としても用いられます。
茶事の趣向や季節感を表す重要な役割を担う器ですが、
現代では自由な発想で、前菜皿や菓子皿など多様な使い方を楽しむこともできます。
[ 色絵(いろえ) ]
焼成後の素地に上絵具で文様を描く技法。多彩な色調と立体的な表情を生む。
[ 銹絵(さびえ) ]
酸化鉄などの金属を用いた鉄絵の一種。茶褐色の線描が特徴で、渋く落ち着いた趣を持つ。
[ 竜田川(たつたがわ) ]
奈良県を流れる川で、紅葉の名所として古来より和歌や絵画に多く描かれてきた。
秋の情景を象徴する雅なモチーフとして、多くの工芸作品にも取り入れられている。
基本仕様
基本仕様
[ 寸法 ]
横 約19.0cm × 縦 約18.0 cm × 高さ 約3.5cm
[ 重量 ]
約0.25 kg
複数点ご購入いただいた場合には極力誤差が小さなものを組み合わせて発送いたします。
対応表示
対応表示
- 食器洗い乾燥機 OK
- 電子レンジ調理 NG
- オーブン調理 NG
- 直火調理 NG
- 熱湯 NG
配送・返品
配送・返品
[ 日本国内の配送料 ]
合計注文金額(税込) 10,000円以上で送料無料
10,000円未満の場合、こちらに記載の送料を頂戴いたします。(決済時に自動計算)
[ 配送 ]
通常はご注文確定後1〜5営業日で発送します。受注制作・展示会終了後出荷・大型作品・年末年始等はサイトトップページほかに個別記載します。
[ 返品 ]
お客様都合での返品は承っておりません。
お品物に不備があった場合など、詳細はこちらのページをご覧ください。
問い合わせる
問い合わせる
Share

宮本 博 さん
古いものが好き。でも、“昔のまま”はつまらない。
そう言って笑う宮本博さん。
清水焼の町・山科で、伝統の技に新しい風を混ぜながら、
今日も器を焼いています。
お刺身ものせてよし、煮物も映える。
料理の色をすっと引き立てる“京都らしい上品さ”があって、和のごはんがすっと整ううつわです。
閲覧履歴
色絵向付 竜田川図(清水焼・乾山写) | 宮本 博
- 選択結果を選ぶと、ページが全面的に更新されます。
- 新しいウィンドウで開きます。